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吸坂手 輪花皿

吸坂手といわれる焼き物は数が少ないだけに、なかなか入手の難しいものです。

かつては古九谷吸坂手と言われた時代がありましたが、今では伊万里焼きの一ジャンルとされ、
山小屋窯(1640~50年代初頭頃に操業した窯)や百間窯で焼かれたといわれます。

今回ご紹介の品は大変に薄作でシャープな小皿です。
吸坂手は上手の藍九谷や松が谷手のような瀟洒な雰囲気のものが多いという印象があります。

周囲の輪花は六陵を持っていますが、正確に六分割されてはいません。
この部分は多分型で抜いていると思うので正確に分割することは簡単なことでしょうが、あえてファジーな分割をすることで柔らかな雰囲気を醸し出しているような気がします。

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吸坂手の器は、べたっとした柿釉のような感じに上がったものや銹釉、濃い目の鉄釉のものまで
結構幅がある印象がありますが、ご紹介する本作はどちらかといえば透明感のある薄めの銹釉という感じです。

更には焼きムラというか、色ムラというか、焼物としては不完全かもしれない様子が景色となってなんとも魅力的です。
裏の輪花の縁に櫛目も入って無地の皿のアクセントとなり、さらに魅力度アップです。

直径14.3㎝ 高台径7.3㎝ 高さ 4.3㎝

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貴重な吸坂に奮発して、張り込みの印籠箱を新調しちゃいました。

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初めてのカメラ 今は昔

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ベークライト製のオモチャのようなカメラです。(今時の言い方をすればトイカメラでしょうか)
懐かしい響きです。ベークライト!!

1950年発売ということですが、既に多くの立派なカメラが各社から発売されていますね。
でもこれは決してオモチャとして売られていたわけではありません。

言ってみれば良い子のカメラといったところでしょうか。

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実はこれが私の初めてのカメラでした。

今見ると、とんでもなく簡単な作りでまさにオモチャ。
絞りなし(f8程度らしい)、シャッタースピード凡そ1/25とバルブのみ、単玉レンズの固定焦点
ファインダーに至ってはただの穴開き窓。

ボルタ判といわれた紙巻のフィルム使用でした。

未使用のデッドストック品が出たので 一瞬でタイムスリップして思わず購入。
忘れていた60年前の感触がまざまざと蘇ります。

説明書によれば革ケースが付属していたようですが、私にはケースを使った記憶がありません。
中古品だったのでしょう。
当時の価格は500円前後だったようです。
昭和32年のそば1杯の値段は30円〜35円だそうです。
そば15杯分にもなる値段は貧乏家庭には大きな出費だったことでしょう、親不孝者ですね。

小学校6年のある時、富士フィルム主催の豊島園での撮影会がありましてそれに応募したんですね。
なんと三等入選となり、浅草の松屋デパートで写真展が開かれ、そこで表彰式。
賞状と三等賞の盾をいただきました。(今思えば結構なイベントだったのですね)
その上、六切りに引き伸ばされた写真額が松屋デパートの片隅に数日展示されました。
表彰式には確か両親も来ていたはずです、一人では行けなかったですから。

でもまあこんなオモチャカメラで入選とはね。つまりそれなりに写ったということですね。
応募は棒焼きでした。
入選連絡がありネガを送れといわれて送りましたが、入選した写真はネガの最後から二番目。
60年ぶりに告白すれば、その写真は撮影会も終わった帰りがけ、フィルムが2枚残ったまま現像に出すのは勿体無いと、なんとなくシャッターを押した中の一枚だったんです。
(当時のフィルムは高かった)

全く情けない話です。

その後一時このカメラで少年向けの写真雑誌に応募して数回の入選と、佳作が続きましたが
(佳作は名前だけで写真掲載なし)中学生になって興味は音楽に移り写真趣味は終わりました。

後年自分で購入したカメラの最初は確かリコーオートハーフだったと思います。
ゼンマイによる自動巻上げが新鮮に感じた記憶があります。1960年半ばくらいでしょうか。

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シャッターボタンとシャッター切り替えレバー。
バルブのBとIのマーク。Iはインスタントの意味らしい。

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シャッター解放状態です。心許ないバネが見えます。

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ところで、手に入れたものは裏蓋開閉式ですが、私が使っていたものはボディーの上面を外してフィルムを装填する形式だったように思います。どうやらそれが初代で、こちらの裏蓋式は1956年発売の2代目のようです。
外見は寸法、形状とも一緒です。60年前の感触を蘇らせるには十分です。


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こんなに小さかったんですね。
もっともっと大きく感じていましたが。

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まだ秋の風情

暫く更新しないでいるうちに師走に入ってしまいました。

今年は12月に入ったといってもまだまだ秋の風情です。

今日は武蔵野市での仕事先の通りすがりに千川上水の秋を見つけたのでスマホ写真をご紹介。

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Wikipediaによれば
千川上水(せんかわじょうすい)は、玉川上水を水源とし、境橋(現在の東京都西東京市新町と武蔵野市桜堤との境界付近)から江戸城の城北地域へ流れた総延長約22kmの用水路(上水)であり、江戸の六上水のひとつであった。

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近くには山茶花の大木が満開。
やはり今年は秋が長いようです。

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天龍青磁三足大香炉

天龍青磁三足大香炉です。

今回取り上げた青磁三足大香炉ですが、サイズが直径24.5㎝高さが15.2㎝と堂々たる大香炉です。
おそらく伝世品だと思います。

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天龍寺青磁は一般に中国元時代の青磁の呼称として用いられているようです。
明代は七官青磁と言われます。
総じて元代のものは、明代のものより厚手で大作の器が多いとされますが、本器はまさに厚手の大香炉です。

香炉としましたが、箱書きには表に瓶懸(茶の湯の待合などで使用される火鉢)とあります。
蓋裏に覚書があり、おそらくこれを手に入れた大西屋の久兵衛さんが引き継いだ時には瓶懸として入手されたんでしょうね。

待合の手焙りだったのかもしれませんが、生まれた時の用途はどうだったのかわかりません。
茶方では小さめの風炉にも火鉢にも使えますし、床飾りでも、花生けとしても映えるのではないでしょうか。

これに塗り蓋を誂えて水指にすることを想像するとこれまた素晴らしい空気感を醸し出すように思います。
(底が無釉だとダメでしょうかね? 誰かに聞いてみよう)

刻花で花卉(かき)文を描き、たっぷりとした青磁釉が掛けられた堂々たる器です。

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箱書きにもありますが、唐木で丁寧な作りの三足台が添えられています。
私はこの台が無い方がバランスが良く好きです。

姿も良しですが、何よりもこの深い緑の発色は素晴らしいです。天龍青磁でもこれほど透明感のある発色はなかなかみられません。

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三足も絶妙なバランスで丁寧に作られています。

紫口鉄足(昔々、青磁を勉強した頃に骨董の師匠に教えられた)、なんとなくそれ風?

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三木さんから久兵衛さんに、そしてまた何人かの手を経て今、私のところに。
伝世品というものは得難いものです。数百年という時代の篩にかけられ、多くの人を楽しませた器にはやはり力があります。

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勝浦宇宙通信所

所用で勝浦の山中を走っていたところ信号にこんな標識が。
「宇宙通信所」興味をそそられる名前ですね!!早速寄り道。
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2kmほど急勾配の山道を登るといよいよこの看板。
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正門までたどり着いたら、監視カメラで見ていたんでしょう。中から警備員さんがさっと出てきて嬉しそうにお出迎え、この感じはきっと見学者が少ないんだな。

この施設はこの模型のように4基のパラボラアンテナから構成されているようです。
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帰ってグーグルアースで見てみるとこんな風にパラボラが点在しています。
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なるほど、衛星のコントロールか。
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早くも「はやぶさ2」の解説が、、、
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その隣には「りゅうぐう」の立体写真、手作りの3Dメガネで、、、
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人工衛星の追跡管制の解説(きっと大変なんだろうなー)
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JAXAの関連施設は国内だけでも18箇所、海外で9箇所
結構あるんですね
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この手の施設では絶対条件のロケット模型の展示です。
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地球観測衛星の模型みたいです。
小学生の夏休み工作のような感じでした。多分ダンボール紙で形を作って金色や銀色のフィルムを貼ったんでしょうけどその努力に脱帽。(職員さんたちがみんなで頑張って作ったような感じです)
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なかにはもう少し真面目に作られた衛星模型もあるんですが。
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これははやぶさの着地をコントロール体験できるシミュレーター。
2回チャレンジで失敗。
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たぶん初めの頃に使用していた管制装置のようです。真空管式とありました。
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一番大きなパラボラアンテナの写真を撮っていたら、突然轟音とともにものすごい速さで動き出し横を向きました、
巨大なアンテナなのでその動きの速さにビックリ。
整備でもするんでしょうかね、制御する衛星が通過しちゃったから休憩なのかな、、、
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