宋胡録(スンコロク) 柿香合

蓋のツマミ部分が柿の蔕に似ているということから 桃山時代頃から南蛮貿易で招来され
茶人の間で柿香合と呼ばれてきたものです。
タイのスワンカロク地方から運ばれたのでスンコロクと呼ばれるようになったと聞いています。
(本来は南国フルーツのマンゴスチンの実を象ったものだそうですが)

江戸時代の形物香合番付では 西の最上段前頭6枚目に「宋胡録・柿」とあり珍重されたようですね。

本品は直径34㎜高さ30㎜と小さい作品です。柿香合としては最小クラスでしょう。
絵柄も曲線を活かした柔らかな変化があり 身と蓋の絵柄もキッチリと合って大変可愛い器です。

いつ頃日本に招来されたかは判りませんが、仕覆を仕立て 作りの良い二重箱に納められていること
肌の艶やかな状態からも お茶人が愛玩されていたものではないでしょうか
仕覆と箱の紐の痛みからも実際に使用されていた様子がうかがえます。

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北魏 釈迦坐仏

2018年になり、なんとなく始めたこのブログも三年目に入りました。
ここまできたら新しい元号になるまで続けてみましょうか。

石灰岩(多分)に刻まれた釈迦坐像です。といっても全面に降り物が厚く付着して石の表面はみえません。
坐仏本体のサイズは 高さは39㎝、幅は24㎝です。
重いですね、良い石ほど重いらしいですが、ともかく重いです。

横から見ると彫りが深いことがわかります。
仮に北魏時代としましたが、正確なことは判りません。

厚い降り物のため細部の表情までは見えませんが大変柔和なお顔です。
飛鳥や白鳳仏にも通じる感じがします。

台座には博山炉に手をかけた2頭の獅子が刻まれます。

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同時代と考えられる石製坐仏の土台部分に刻まれた獅子を探してみました。
獅子の顔の向きや、仕草など違いはあるものの、博山炉を挟んで2頭の獅子を刻んだ形式が多いようです。

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300年ほど遡ると思われるガンダーラ仏とマトゥラー仏
同じように獅子の台座を持っています。

ガンダーラ仏はギリシャの面影が残っていますね。
同じインドで同時代のマトゥラー仏はもうインド様式に変わっています。

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BCJの メサイア全曲を聴く

改修後のサントリーホールでバッハコレギウムジャパンによる ヘンデルのオラトリオ「メサイア」を聴きました。

20人の管弦楽団と18人の合唱 4人のソリストによる、大きすぎない編成のメサイアは
休憩を挟んで3時間に近い間 聴衆を惹きつけてやまない感動の演奏でした。

小さい編成が生み出す ある種の緊張感が素晴らしいアンサンブルを醸し出すのでしょうか。
このくらいの編成はホール全体が歌うように響き渡り心地よい 雑味のない響きを堪能できます。

30年という時間をかけて熟成されてきたホールと洗練されたスタッフの対応も相変わらず心地良いものでした。

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カラヤン広場のツリーデコレーション(昨年と同じかな?)ホールの派手すぎないクリスマスデコレーションも素敵な雰囲気です。
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二部39曲のハレルヤコーラスと三部47曲l(アーメンで終わる終曲)のコーラス部分で お隣に座っておられた若い女性が感激して泣いていましたが それほどに聴衆を惹きつけるBCJ素晴らしいです。

森 麻季さんのソプラノは良かったですね、特に三部46曲のIf God be for usで始まるアリアは良かったー!!!

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日光東照宮

夏休みのひと時 東照宮を見てきました。
平成大修理も今年で四年を経過し、ようやく陽明門から唐門まで本殿以外の覆いが取れ、その全容が見えてきました。

今回の修理では装飾廻りの根本的な更新修理と外部廻りの漆塗・彩色・錺金具の更新が主体になっているそうですが
蘇った極彩色の社殿には圧倒されます。

ネットでは三猿など印象が変わったというような書き込みもありますが、私はそれほどの違和感はありません。
下地から塗り直しただけあって荘厳な陽明門、唐門などの国宝建築群が深い緑の中でより一層立体感が出て素晴らしい存在感です。


こちらが修復前の三猿

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こちらが修復後のものです。
当然ながら輪郭もはっきりして以前の寝ぼけたような雰囲気からはだいぶ印象が良くなっていると思います。
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陽明門です。
こちらはもともと生地の部分がなかったので、建物全体総塗り替えということになっています。
よくぞここまでの一言です。
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天井絵の龍も綺麗になっています。
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陽明門には500を超える唐獅子や龍など多くの彫刻があるそうですが、外せるものは全て取り外して修復したそうです。

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唐門です。
唐門は東照宮本殿の入口ですから、数ある魔除け霊獣の中でも最強の『恙(つつが)』を屋根の中央に配置しています。
東西には龍を配置して昼は龍、夜は恙が社殿を守るらしい。
改めて東照宮の奥深さを体感し、来るたびに新発見のある建築群に感心しきりです。

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おゆみ池の古代ハス(大賀ハス)

ここ4日くらい仕事でおゆみ野(千葉市)に通っていたのですが、
通り道にある 「おゆみ池」の大ぶりのハスが気になっていました。

大賀ハスは検見川で発掘されたおよそ2000年前の蓮の実3粒のうちの生き残った1粒の種から増やしたものだそうですが、千葉市住民の私にとっては検見川東大運動場の栽培池や、千葉公園の弁天池で見慣れたものなのでひょっとしたらとは思っていましたが、やはりその大賀ハスでした。

一粒の種から増やした実や蓮根が今では国内外150箇所以上で栽培されいるそうです。
千葉県の天然記念物に指定されていることや、千葉市の「市の花」に指定されていることなども今回初めて知りました。

今日は車から降りて写真を撮りましたのでご覧いただきます。
見頃は過ぎているようですがまだ蕾もチラホラあり もう少し楽しめそうですね。

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花弁が落ちると花托だけが残ります。
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