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北魏 釈迦坐仏

2018年になり、なんとなく始めたこのブログも三年目に入りました。
ここまできたら新しい元号になるまで続けてみましょうか。

石灰岩(多分)に刻まれた釈迦坐像です。といっても全面に降り物が厚く付着して石の表面はみえません。
坐仏本体のサイズは 高さは39㎝、幅は24㎝です。
重いですね、良い石ほど重いらしいですが、ともかく重いです。

横から見ると彫りが深いことがわかります。
仮に北魏時代としましたが、正確なことは判りません。

厚い降り物のため細部の表情までは見えませんが大変柔和なお顔です。
飛鳥や白鳳仏にも通じる感じがします。

台座には博山炉に手をかけた2頭の獅子が刻まれます。

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同時代と考えられる石製坐仏の土台部分に刻まれた獅子を探してみました。
獅子の顔の向きや、仕草など違いはあるものの、博山炉を挟んで2頭の獅子を刻んだ形式が多いようです。

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300年ほど遡ると思われるガンダーラ仏とマトゥラー仏
同じように獅子の台座を持っています。

ガンダーラ仏はギリシャの面影が残っていますね。
同じインドで同時代のマトゥラー仏はもうインド様式に変わっています。

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東魏如来石仏 仏頭

台を含む仏頭の高さは凡そ 19㎝と小品ですが大変シャープで美しい如来仏頭です。
お顔や螺髪の表現など細かい彫りは見ていても飽きることがありません。
時代は東魏時代(534年〜550年)のものということです。


私にはこの作品を説明できるほどの知識も表現力もないので買い求めた古美術店 吉戸さんの説明の一部を
そのまま転載させていただきます。

『東魏は宇宙人みたいな極めて強烈な個性を持つ、独特な作品を生み出した非常に興味深い時代、地域です。全体的に顔が面長で、モディリアー二の絵を思わせるような、ユニークな顔が特徴で、唯一無二の存在感を放ちます。北魏の正統のスタイルに対抗するような作風は、なぜか私の心を強く掴んで離しません。北魏の方が王道で格上ではありますが、北魏はピンキリなので、下手な北魏よりも本作のような極上の東魏作品の方が断然得難く素敵です。北斉は割と数がありますが、東魏作品は極めて希少です。数自体は西魏、北周と並んで少なく、北魏よりも断然少ないです。東魏は基本的に北朝の魏なんですが、北魏から分裂し、違う地域で魏を名乗り、北魏、西魏と並んで存在し、北斉時代へと流れゆく前時代の短命の王朝です。』

魏1
魏4
魏6
魏7
魏8
魏9
魏10
魏11
魏12
魏13
魏14

北斉 白玉菩薩像

突然ですが、白玉(白大理石)の中国の菩薩像です。
北斉(550-577)から随(581-618)の時代のものと言われました。(今勉強中です)

北斉といえば、日本では古墳時代末から飛鳥(574-708)時代になります。

およそ1400年ほど経過しているものということですね。
像高:23㎝

菩薩は 悟り目指して修行している姿を現した像で、釈迦の一歩手前という存在のようです。
また、菩薩は身近な願いを聞き入れる「現世利益の仏像」であり、多くの願いにこたえるために千手観音や十一面観音や、持物とよばれる色々な持ち物を手に持ちいろいろに変化していきます。

白玉菩薩01

印相 右手を上げ手を開いて手のひらをこちら側に見せる形で、説法を聞く人の畏れを取り去る(緊張を和らげる)「施無畏印」(せむいいん)、 左手をたらして手のひらを開きこちら側に見せる形で、人々のさまざまな願い聞き入れ、それをかなえることを示す「与願印」(よがんいん)

白玉菩薩02

白玉菩薩03

白玉菩薩04

白玉菩薩05

白玉菩薩06

白玉菩薩07

白玉菩薩08

光背は仏身から放射される光明を象徴的に表す装飾です。
円光背の裏 には5弁の花が刻まれています。このサイズの像としては大変に丁寧な造りになっています。

お顔は磨耗が進んで表情がぼんやりとしています、長くさすられていたのでしょうか。
白玉菩薩6

白玉菩薩9

「施無畏印」残念ですが、指先の表情は欠けているためわかりません。

白玉菩薩10

「与願印」

白玉菩薩11

白玉菩薩12

白玉菩薩13

白玉菩薩14

白玉菩薩15

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