2016/12/27
東京オペラシティの第九
今年の読響は第九演奏会を17日から昨日26日迄の間に7回。ほぼ連日です、大変ですね。その最後の演奏を昨日聴いてきました。
私の今回の一番の興味は東京オペラシティの大ホールの音響です。
初めてのホールでしたが、大き過ぎず 木の温もりが感じられる良い雰囲気でした。
昨日は3階席なのでベストポジションとは言い難いのですが、それを考慮しても興味深いホールでした。
音の分離が良く、それぞれの楽器の音がストレートに耳に入ってくるような感じです。
サントリーホールや横浜のみなとみらいホールよりは残響は僅かながら短いようですが それにしてももう少し包まれ感のある音が欲しいとも感じました。高い天井からの反響音を上を向いて意識して拾っていくと少し良くなります。
ひょっとしたらプログラムを選ぶホールかもしれませんね。
もう少し聴き込まないと評価が難しいホールというところです。
ところで演奏ですが、10日間で7回目の最後の第九ということで だいぶ熟れてきたんでしょう、概ね良い演奏でした。
大変ドラスティックなメリハリのある演奏で、やや演出過剰という気もしないではないですが、、、、
ティンパニーはチョット張り切り過ぎで浮いていましたね、第九で特に大切なホルンは少しづつ出がずれて残念でした。
木管類は良く鳴っていました。読響の木管はこんなに良かったかしら。
弦楽器の皆さんは楽しんで弾いているようでした。バスの妻屋さんも良かったですね。
演奏が終わってからの拍手は もう少し待って最後の余韻が消えるところ迄 音を聞かせて欲しいのですが、いつも残念に想うところではあります。




