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東京オペラシティの第九

今年の読響は第九演奏会を17日から昨日26日迄の間に7回。ほぼ連日です、大変ですね。
その最後の演奏を昨日聴いてきました。

私の今回の一番の興味は東京オペラシティの大ホールの音響です。

初めてのホールでしたが、大き過ぎず 木の温もりが感じられる良い雰囲気でした。
昨日は3階席なのでベストポジションとは言い難いのですが、それを考慮しても興味深いホールでした。

音の分離が良く、それぞれの楽器の音がストレートに耳に入ってくるような感じです。

サントリーホールや横浜のみなとみらいホールよりは残響は僅かながら短いようですが それにしてももう少し包まれ感のある音が欲しいとも感じました。高い天井からの反響音を上を向いて意識して拾っていくと少し良くなります。

ひょっとしたらプログラムを選ぶホールかもしれませんね。
もう少し聴き込まないと評価が難しいホールというところです。

ところで演奏ですが、10日間で7回目の最後の第九ということで だいぶ熟れてきたんでしょう、概ね良い演奏でした。
大変ドラスティックなメリハリのある演奏で、やや演出過剰という気もしないではないですが、、、、

ティンパニーはチョット張り切り過ぎで浮いていましたね、第九で特に大切なホルンは少しづつ出がずれて残念でした。
木管類は良く鳴っていました。読響の木管はこんなに良かったかしら。
弦楽器の皆さんは楽しんで弾いているようでした。バスの妻屋さんも良かったですね。

演奏が終わってからの拍手は もう少し待って最後の余韻が消えるところ迄 音を聞かせて欲しいのですが、いつも残念に想うところではあります。

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サントリーホール クリスマスガラコンサート

バッハコレギウムジャパン(BCJ)は 一度は聴いてみたいと思っていたので 今年のサントリーホールクリスマスガラコンサートに行ってきました。
実は ここ数年パイプオルガンを聴く事に少々はまっていまして、今回も副題がクリスマスオルガンコンサートウイズBCJとなっている事がチケット取得の動機でもあったのですが。

BCJの18人のメンバーによる合唱の素晴らしさはまさに感動でした。
こんなに綺麗なコーラスは これまで聴いた事がありません。大変ナチュラルな響きを持つグループで、鈴木雅明さん率いるBCJが世界的にも高評価を得ているのも最もだと実感したところです。

昨日のコンサートではプログラム構成もあって サントリーホールの音響バランスの良さも改めて堪能しました。
BCJのコーラスだけに絞るなら、もう少し長めの残響が良いのかもしれませんが フル編成のオーケストラまでを考慮したベストバランスなんだろうという事がよくわかりました。

ナチュラルトランペット1本のオープニングファンファーレやパイプオルガンとバイオリンのデュオ(この組合せは新鮮な驚きでした) またソプラノ、カウンターテナー、テノール、バリトン4人のキャロル独唱でも 適度な残響を伴って大変に良くホール全体に響いていました。

ソプラノのレイチェルニコルズさんは特に良かったですね。

サントリーホールは来年の2月から改修工事が始まるそうです。音響面でも更に磨きがかかるでしょう。
パイプオルガンも整備されるでしょうから、ますます楽しみです。

明日は東京オペラシティで第九を聴きます。シューボックスタイプのホールは初めてです。
どんな響きなのか興味津々です。

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ホール前のカラヤン広場のツリーデコレーション。パンフレットの絵と一緒ですね。
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二部迄の幕間に写真を撮らせてもらいました。
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二部のキリスト誕生の寸劇(BJC楽員による)セットが終わっています。
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絵志野隅切四方向付

ご覧いただくように、呼び継ぎの大傷ものです。

桃山期の絵志野で完品ともなればとてもても入手は困難です。
この品は呼び継ぎという大傷ものだから私の手元に来ることができました。

やや大振りな向付で(11.5㎝×6.5㎝)しっかりとした存在感のある素晴らしい桃山時代の絵志野です。
(美術史では1615年(慶長20年)の豊臣氏滅亡までを「安土桃山時代」と称するのが一般的である。Wikipedia)

完器だったものが破損して継いだものではなく、窯跡からの発掘陶片を丹念に揃えて呼び継ぎとしたものでしょう、
半分以上は同じ器の陶片が使われていて、寄せた他の陶片も同じ窯跡の極上のものが使用されています。

陶片自体のそれぞれに見所があり、物原に捨てられてから400年の眠りから覚めて、とても魅力的な器に生まれ変わっています。

氷砂糖のような厚手の衣を着た志野よりは、程よく長石釉の掛かったこの器のような志野が好きです。

ここまでにした人の努力と情熱には敬服するばかりです。

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口縁に出た緋色の美しさは格別です。

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この器の最高の見どころ。
志野の柔らかな白と口縁の緋色の対比、釉の下に現れる柔らかな鉄絵。

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荒川豊蔵さんが平凡社の陶磁大系11の志野 黄瀬戸 瀬戸黒編で書かれた一節に
「志野の特色は、その白い、たっぷりと施された長石釉が、淡雪のふりつもったように、ふんわりと落ち着いた光沢を放ち、ところどころに緋色という、志野独特の調子の高い薄紅色が、その柚子のようなほつほつアバタのある肌に、自然ににじみ出ているところにある。(中略) たしかに志野は、あらゆる陶器のうちで、もっとも日本的なやきものであるといえる。」と記されています。

口縁の緋色が実に美しい。

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総釉で土見せの部分がない向付ですが、陶工の指跡で上釉が薄くなっているところでモグサ土のさくい感じが伝わってきます。

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