FC2ブログ

天龍青磁三足大香炉

天龍青磁三足大香炉です。

今回取り上げた青磁三足大香炉ですが、サイズが直径24.5㎝高さが15.2㎝と堂々たる大香炉です。
おそらく伝世品だと思います。

20180318235014569.jpeg

天龍寺青磁は一般に中国元時代の青磁の呼称として用いられているようです。
明代は七官青磁と言われます。
総じて元代のものは、明代のものより厚手で大作の器が多いとされますが、本器はまさに厚手の大香炉です。

香炉としましたが、箱書きには表に瓶懸(茶の湯の待合などで使用される火鉢)とあります。
蓋裏に覚書があり、おそらくこれを手に入れた大西屋の久兵衛さんが引き継いだ時には瓶懸として入手されたんでしょうね。

待合の手焙りだったのかもしれませんが、生まれた時の用途はどうだったのかわかりません。
茶方では小さめの風炉にも火鉢にも使えますし、床飾りでも、花生けとしても映えるのではないでしょうか。

これに塗り蓋を誂えて水指にすることを想像するとこれまた素晴らしい空気感を醸し出すように思います。
(底が無釉だとダメでしょうかね? 誰かに聞いてみよう)

刻花で花卉(かき)文を描き、たっぷりとした青磁釉が掛けられた堂々たる器です。

20180318235015728.jpeg
20180318235013f60.jpeg

箱書きにもありますが、唐木で丁寧な作りの三足台が添えられています。
私はこの台が無い方がバランスが良く好きです。

姿も良しですが、何よりもこの深い緑の発色は素晴らしいです。天龍青磁でもこれほど透明感のある発色はなかなかみられません。

201803182354506f9.jpeg
20180318235445bf8.jpeg
20180318235439edc.jpeg
20180318235016a9f.jpeg
20180318235018829.jpeg
2018031823501971f.jpeg
20180318235442d26.jpeg

三足も絶妙なバランスで丁寧に作られています。

紫口鉄足(昔々、青磁を勉強した頃に骨董の師匠に教えられた)、なんとなくそれ風?

201803182354402fd.jpeg
2018031823544761b.jpeg
20180318235448366.jpeg
20180318235441c44.jpeg
201803182354445b0.jpeg

三木さんから久兵衛さんに、そしてまた何人かの手を経て今、私のところに。
伝世品というものは得難いものです。数百年という時代の篩にかけられ、多くの人を楽しませた器にはやはり力があります。

20180318235453a3a.jpeg
20180318235451b8c.jpeg

勝浦宇宙通信所

所用で勝浦の山中を走っていたところ信号にこんな標識が。
「宇宙通信所」興味をそそられる名前ですね!!早速寄り道。
agWJk.jpeg

2kmほど急勾配の山道を登るといよいよこの看板。
th_DSCF3483.jpg

正門までたどり着いたら、監視カメラで見ていたんでしょう。中から警備員さんがさっと出てきて嬉しそうにお出迎え、この感じはきっと見学者が少ないんだな。

この施設はこの模型のように4基のパラボラアンテナから構成されているようです。
th_DSCF3441.jpg

帰ってグーグルアースで見てみるとこんな風にパラボラが点在しています。
20180716173110249.jpeg

なるほど、衛星のコントロールか。
th_DSCF3482.jpg

早くも「はやぶさ2」の解説が、、、
th_DSCF3446.jpg

その隣には「りゅうぐう」の立体写真、手作りの3Dメガネで、、、
th_DSCF3445.jpg

人工衛星の追跡管制の解説(きっと大変なんだろうなー)
th_DSCF3447.jpg

JAXAの関連施設は国内だけでも18箇所、海外で9箇所
結構あるんですね
th_DSCF3448.jpg

この手の施設では絶対条件のロケット模型の展示です。
th_DSCF3449.jpg
th_DSCF3450.jpg

地球観測衛星の模型みたいです。
小学生の夏休み工作のような感じでした。多分ダンボール紙で形を作って金色や銀色のフィルムを貼ったんでしょうけどその努力に脱帽。(職員さんたちがみんなで頑張って作ったような感じです)
th_DSCF3455.jpg

なかにはもう少し真面目に作られた衛星模型もあるんですが。
th_DSCF3456.jpg

これははやぶさの着地をコントロール体験できるシミュレーター。
2回チャレンジで失敗。
th_DSCF3458.jpg

たぶん初めの頃に使用していた管制装置のようです。真空管式とありました。
th_DSCF3453.jpg
th_DSCF3452.jpg

一番大きなパラボラアンテナの写真を撮っていたら、突然轟音とともにものすごい速さで動き出し横を向きました、
巨大なアンテナなのでその動きの速さにビックリ。
整備でもするんでしょうかね、制御する衛星が通過しちゃったから休憩なのかな、、、
th_DSCF3462.jpg
th_DSCF3465.jpg
th_DSCF3468.jpg
th_DSCF3471.jpg
th_DSCF3474.jpg
th_DSCF3476.jpg
th_DSCF3480.jpg

呉須赤絵 双鳳双龍文大皿

直径37㎝ 高さ8.5センチ の呉須赤絵大皿です。

中国明時代末頃に大量に焼かれ日本や中東、ヨーロッパまで渡っていった呉須赤絵。
皿の場合は40㎝前後というのは標準的なサイズのようですが、鮮やかな朱色と緑で自由闊達に草花を描き、龍や鳳凰を独特の青色で見込や中帯部に配したこの図柄は呉須赤絵大皿では比較的多いように思います

地肌が白いほど配色の鮮やかさがより引き立ちますが、この点でこの皿は合格点といえるでしょう。

最近では彰州窯で作られたというのが定説となっているようです。
官窯とは程遠い地方窯の粗雑な皿ではありますが、むしろ堂々とした風格すら感じます。

th_P2150154.jpg
th_P2150151.jpg
0dvqA.jpeg
th_P2150176.jpg

お約束?の砂の付着です。
th_P2150165.jpg
th_P2150141.jpg
th_P2150142.jpg

不思議なことに朱色の部分だけに全体にハレーションが出ます。
th_P2150153.jpg
th_P2150152.jpg
th_P2150160.jpg
th_P2150159.jpg
th_P2150163.jpg
th_P2150162.jpg

こちらは鳳凰
th_P2150164.jpg

こちらは飛龍
th_P2150157.jpg

国立競技場

梅雨明けの土曜日神宮外苑を車で通過。

日本青年館交差点前に立ちはだかる工事中の新国立競技場。
着工までは随分ともめた工事ですが、今やこんな状況まで工事が進んでいます。

なぜあんなにデカイ建物を壊してまで造り替える必要があったのか私には疑問ですが
(売店がないとか、屋根がないからとか、トラックがどうとか、、、、、、)

工事ゲートの前で写真を撮ったら警備のおじさんに「デンジャー、デンジャー」と言われて追い立てられました。
こちらも敬意を表して「オーケー、オーケー」


th_DSCF1054.jpg
th_DSCF1056.jpg
th_DSCF1058.jpg
th_DSCF1057.jpg

プロフィール

たんたん

Author:たんたん
たんたんブログへようこそ
私の蒐集品などの記録や
日々のあれこれなど

FC2カウンター

ブロとも一覧

カレンダー

06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

FC2ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム