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漢 灰釉獣面双耳壺

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胴径=26.5㎝(耳径=29㎝)   高さ=20㎝

漢時代の耳付き壺ですが、底が三足のものは少ないんじゃないでしょうか。
口造りのシャープさは青銅器の雰囲気も感じられます。

灰釉としましたが、上釉として掛けたのではなく窯の中で灰を被った自然釉のような気がします。

底に焦げ跡が見られません、形態からして実使用では火にかけて使用するものでしょうから、
祭事で使用された祭器ということも考えられますね。
勿論本物だとすればという但し書きを加えておきます。2000年も前のことですから。

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獣面紋と言われる絵柄です。邪気を祓うということなんでしょうか。
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口造りは大変シャープです。
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飛び鉋の技法も用いられているようです。

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唐 加彩馬俑


th_唐馬1

唐時代の加彩馬俑です。

こんな素晴らしい造形の俑を副葬品にできた人はどれほどの力を持っていたのでしょうね。

馬俑としてはやや小型の高さ40センチ、鼻先から尾までもおよそ40センチ。正面からは概ね正方形ということですね。

細部をじっくり見れば顔の厳しい造形、脚まわりの筋肉や蹄部分など柔らかな中にもリアルな表現は実に力強いものがあります。

それにしても、どうやってこの四本脚で自立する馬を歪みなく焼き上げるのでしょうか、不思議です。

四面どこから見ても破綻のない造形です。
当時の工人の素晴らしい技には感服するばかりです。


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四本脚の俑の多くは脚と台が一体で造られることが普通だと思います。この俑は台の無い四本脚で焼かれています。
不思議なほどガタつきも無く自立します。この状態で千数百年の間無傷できたのも不思議なほどですが、やや不安も残るので、蹄部分を彫り込んだ台を造ってもらいました。少し安心です。

唐馬18

背景色を替えるだけで印象が変わりますね。
どちらの背景色も素敵です。

唐馬19

桜満開

先月の21日に開花宣言のあった東京の桜。
急に冬のような低温が続いたせいか、開花から半月経った今日でもまだ十分に満開状態が続いています。

今日は仕事の途中で大横川にかかる亥之堀橋を通り、ついでに満開のチョイ花見です。
江東区は江戸時代の水運を担った運河がよく残っている土地柄ですが、中でも大横川や横十間川沿いは同じく有名な目黒川の桜と肩を並べる名所です。
こちらは車が通らない分ゆっくりと桜を楽しむことができます。

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今日はまだ花筏までは程遠いくらいの満開状態です。
明日と明後日、日曜あたりが散り始めの一番美しい状態になるんじゃないでしょうか。

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ついでに猿江恩賜公園にも立ち寄り、こちらも満開です。
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桜の下では名前知らずの小鳥が虫でも探しているんでしょうか。

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