FC2ブログ

北魏 釈迦坐仏

2018年になり、なんとなく始めたこのブログも三年目に入りました。
ここまできたら新しい元号になるまで続けてみましょうか。

石灰岩(多分)に刻まれた釈迦坐像です。といっても全面に降り物が厚く付着して石の表面はみえません。
坐仏本体のサイズは 高さは39㎝、幅は24㎝です。
重いですね、良い石ほど重いらしいですが、ともかく重いです。

横から見ると彫りが深いことがわかります。
仮に北魏時代としましたが、正確なことは判りません。

厚い降り物のため細部の表情までは見えませんが大変柔和なお顔です。
飛鳥や白鳳仏にも通じる感じがします。

台座には博山炉に手をかけた2頭の獅子が刻まれます。

20171229222340521.jpeg
2017122922233741d.jpeg
20171229222335c70.jpeg

201712292223378b5.jpeg
20171229222416897.jpeg
20171229222414cf7.jpeg
20171229222416e79.jpeg

同時代と考えられる石製坐仏の土台部分に刻まれた獅子を探してみました。
獅子の顔の向きや、仕草など違いはあるものの、博山炉を挟んで2頭の獅子を刻んだ形式が多いようです。

201712301453015cc.jpeg
20171230145302148.jpeg
20171230145303b68.jpeg
20171230145304198.jpeg
20171230145305a75.jpeg
20171230145353cb1.jpeg
20171230145354179.jpeg
20171230145355033.jpeg

300年ほど遡ると思われるガンダーラ仏とマトゥラー仏
同じように獅子の台座を持っています。

ガンダーラ仏はギリシャの面影が残っていますね。
同じインドで同時代のマトゥラー仏はもうインド様式に変わっています。

20180101204140720.jpeg
20180101214019ff5.jpeg

コメント

非公開コメント

プロフィール

たんたん

Author:たんたん
たんたんブログへようこそ
私の蒐集品などの記録や
日々のあれこれなど

FC2カウンター

ブロとも一覧

カレンダー

05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

FC2ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム