2018/01/20
ライカ DⅡ
ライカが1932年に発売した ブラックペイントのDⅡ です。前モデルのライカC型からレンズ交換ができる本格的なシステムカメラとなったのですが、
距離合わせは1926年発売の量産モデルA型以降変わらずの目測でありました。
このDⅡモデルでいよいよ目測からレンズのピントリングと距離計が連動する連動距離計を搭載したカメラになったライカ節目のモデルです。
この当時 ライカ一台家一軒 と言われたように、今では考えられないような高額カメラであったようです。
【1939年11月当時の価格はエルマー付き820円、ズマール付き1200円で、これは当時東京で土地付き一軒家が充分に購入できる価格であり…】(Wikipediaより抜粋)
入手したものは決してベストコンディションの外観ではありませんが、ブラックペイントのスレによる地肌の見え方などはいかにも時代を感じさせて好感を持てる程度で、あまりやつれた感じはありません。入手はボディのみです。
シリアルナンバーが9万5千番台なので、発売年の1932年生まれということになります。今年で86年目ですね。
機械式カメラは凄い!生まれたままのオリジナル状態でれっきとした現役カメラですもの。
今時のデジカメではこうはいきません、電化製品のようなものですから。
手持ちのエルマー50㎜を付けて撮影。バルナックライカにはやっぱり沈胴のエルマーが似合います。
贅沢を言えばボディと同じ年代のニッケルメッキであればもっとカッコ良いかなと思いますが生憎手持ちが……
整備済みの個体なのですこぶる調子が良いです。





古いブラックペイントボディにありがちな象嵌文字部分のにじみ。これは残念ではありますが、後塗りのないオリジナルペイント状態だと思えば我慢ガマンです。シリアルNo.95639(1932年後半の製品)




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