2019/01/03
北斉 如来仏頭
中国 北斉時代(550〜577)の如来仏頭残欠、残欠といっても頭部はほぼ完全な状態です。
実はこの仏頭と一緒に掘り出された胴部分が別にあり、その胴体部の美しさに惹かれて求めたものですが、
まずは仏頭の写真が撮影できたのでご紹介します。
仏頭部高さが22㎝程度。
残っている胴体と合わせると蓮華台を別にしても120㎝くらいの如来立像であったのでしょう。
この石仏と出会ってから一年ほど経過し、ようやく北斉仏の理解も少しできてきました。





山東省石仏展の図録(萩美術館発行)から北斉時代の発掘仏頭です。
図録写真no.44の丸顔で童顔のような優しいお顔が似ていますね。
線刻の眉の表現や螺髪が渦旋状(回転方向が逆ですが)なことなど共通点があります。


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