FC2ブログ

漢時代 帯鉤(belt hook)

帯鉤は、中国の春秋戦国時代から漢代にかけて流行した腰帯の留め金具、現代のバックルのようなものです。
英語表記ではbelt hookとされます。

ご紹介するものは漢時代の帯鉤です。
適当な勉強資料がなく聞き伝えのようなことになりますが、鋳造・メッキ・錯文・象嵌など、当時のあらゆる金工技術を駆使して表面を飾っていて、実に多種多様なものがあるようです。

本作も小さなもの(長さ=14㎝)ですが、青銅のボディに金銀象嵌技術の粋を凝縮したものとなっています。

およそ二千年前、日本では弥生時代の頃にこのような素晴らしい技術を持っていたことは驚くばかりです。


th_PB180023.jpg
th_PB240225.jpg
th_PB240234.jpg
th_PB240288.jpg
th_PB240297.jpg

金銀象嵌で造られているのがわかります。

th_PC200002.jpg
th_PC200011.jpg

龍頭でしょうか、先端は潰れていますがこうして見ると目が大きくてなかなか可愛い顔をしていますね。

th_PC200047.jpg
th_PC200065.jpg
th_PC200056.jpg

コメント

非公開コメント

プロフィール

たんたん

Author:たんたん
たんたんブログへようこそ
私の蒐集品などの記録や
日々のあれこれなど

FC2カウンター

ブロとも一覧

カレンダー

05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

FC2ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム