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唐 如来坐像残欠



th_唐如来坐仏2

唐時代の如来坐像残欠です。高さ=37㎝(台座別)

残念ながらお顔がありません。廃仏毀釈により破壊されたものはほとんどの場合、お顔と手を壊されています。
しかしお顔のないこの状態すらも許されるような圧倒的な存在感があります。

唐時代(618〜907年)になると肉体や衣の表現に写実的、自然主義的な傾向が見られるといわれますが、この座仏についても、彫りの深い衣紋やふくよかで写実的な身体の表現が見て取れます。

ミロのヴィーナスの場合でも欠損が無く、完全な状態であったらはたしてこれほど人々を魅了するものであったかどうか。
不完全の美、あれこれと思いを巡らす余韻の美なんでしょうか。

そういえばミロのビーナスは1964年に日本に来て東京と京都で展示されました。
最初で最後の国外展示だったそうですね。

当時私は18歳。
大変な行列をして国立西洋美術館でほぼ歩きながらの鑑賞をしたこと、何かよくわからないものの素晴らしいなと感動したことを覚えています。

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石の状態から見れば土中に埋められたものではないのではないか、だとすれば石窟のような場所で打ち捨てられたものか、石種はなんだろうか、石灰岩ではないようだし、大理石のような、砂岩系のような風化しやすい石のような。
石の虫食い状の穴はなぜできたのだろうか。いろんなことを考える必要がありそうですが、なにはともあれ美しい。

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