2019/04/23
漢 灰釉獣面双耳壺

胴径=26.5㎝(耳径=29㎝) 高さ=20㎝
漢時代の耳付き壺ですが、底が三足のものは少ないんじゃないでしょうか。
口造りのシャープさは青銅器の雰囲気も感じられます。
灰釉としましたが、上釉として掛けたのではなく窯の中で灰を被った自然釉のような気がします。
底に焦げ跡が見られません、形態からして実使用では火にかけて使用するものでしょうから、
祭事で使用された祭器ということも考えられますね。
勿論本物だとすればという但し書きを加えておきます。2000年も前のことですから。




獣面紋と言われる絵柄です。邪気を祓うということなんでしょうか。


口造りは大変シャープです。

飛び鉋の技法も用いられているようです。


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