2019/05/20
色絵柿右衛門様式菊文雪輪形猪口

久しぶりに色絵柿右衛門様式の器を購入しました。
江戸中期のいかにも柿右衛門らしい肌と絵付けの器です。
このところ中国美術に傾いてその強い造形に惹かれ過ぎているところがありますが、数年ぶりに日本の物に向き合うとやはり落ち着きますね。
この猪口は10客で伝世してきたもののうちの2客を譲っていただいものです。
雪輪猪口です、懐石道具として伝わったもので当初から国内向けの注文品だったのでしょう。
とても小さいです。小さな器ですが、柔らかな濁し手生地に几帳面な菊を描き裏絵に柿右衛門らしい蝶を添えています。
口径 7.4㎝ 高さ 5.0㎝
チョコというとお酒用と思いがちですが「Wikipedia」によれば
元来、猪口は本膳料理において用いられ、和え物や酢の物など少量の料理を盛り付ける為に使われていた器である。
しかし、江戸時代中頃から酒器や蕎麦切り用の器として使用され始め、現在では、こちらの使われ方が主である。
とあります。










コメント