磁州窯 白釉鉄絵牡丹文陶枕

明日から10月いよいよ秋本番といったところで、残すはあと2ヶ月です。
秋の夜長と悠長な事も言っていられなくなりますね。
今回は磁州窯の鉄釉牡丹文陶枕をご紹介します。
磁州窯の加飾技法ではこの白釉鉄絵は最もポピュラーなものであろうと思いますが、中でも文様としては牡丹文は特に多いような気がしますがどうでしょうか。
表面に数本の薄いニューが入っていますが余り気にならない程度です。
牡丹の文様は実に自由闊達な描法で、このあたりは景徳鎮の官窯製品群の厳しさ、凛々しさとは一線を画す、ある面庶民の力強さを見るような感じです。


日本陶磁協会の東京支部定例勉強会に、当時東京国立博物館の工芸課長だった矢部良明先生をお招きした回があり、この陶枕を持って 見ていただきました。
会が終了してから声をかけていただき、良いものを手に入れましたね、東博にも同じ手の牡丹がありますよと言われたことが、大変嬉しいことでした。
当時は伊万里を中心に勉強していた頃で、中国の物はまったく手探り状態の頃でしたから。
今回東博のベータベースで同手絵付の瓶をみつけました。これが矢部先生の言われていた物かはわかりませんが、金時代12-13cとあります。
磁州窯は同じ手法を長く続けているので、まったく同じ時代という事もないとは思いますけれど。




磁州窯の陶枕は、実に多種多様な意匠のものが残されており、技法的にも殆どの当時の技法によるものがあります。
図録等で目にするものは名品類が多いように思いますが今回ご紹介したものはどちらかといえば一般的レベルの製品に分類されるものだと思います。
ひょっとしたら副葬品だったものかとも思っています。というのも、手に入れたときは内部に砂が大量に詰まっていて、結構な時間をかけて洗い出した記憶があるからです。肌のカセもあまり無く良い状態を保っているのは目出たい。
畏れながら、東博のベータベースから鉄絵牡丹文瓶です。

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