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古伊万里 花篭図皿

古伊万里の花篭文です。

この皿を購入した理由は二つです。

古伊万里とは思えない、まるで清朝の雰囲気。なのに古伊万里でビックリ。

もう一つ、箱書きが 永竹 威さん(肥前陶磁史の研究者、九州古窯跡の発掘調査で知られる)となっています。
私の年代だと、伊万里本では有名どころのお一人ですから大変懐かしいんですね。
ずいぶんと先生の本では勉強させていただいたので(あまり身についてはいませんが)。

そんな事で、購入となりましたが、蓋裏にオークションブックのコピーが貼られていました。
なるほど里帰り品だったかということと、その一文にKang Hsi style(清朝康煕様式)
とあるので何となく納得がいきました。
伊万里の奥の深さには恐れ入るばかりです。

まア、やや邪道な買い方ではありましたがそんな経緯で私の所にやってきました。
江戸中期とありますが、絵柄から見れば輸出向の製品だったのでしょうね。
とすれば1700年代の初め頃の生まれでしょうか。


伊万里花篭2

伊万里花篭3

伊万里花篭4

伊万里花篭5

伊万里花篭6

伊万里花篭7

伊万里花篭8

伊万里花篭9

器の形も清朝としても良いような、といってもいずれも似たようなものですが。
もともと、景徳鎮産の代替え品として造られ東インド会社が輸出したものでしょうから
似ている方が自然なんでしょう。

伊万里花篭10

伊万里花篭1

伊万里花篭12

伊万里花篭13

伊万里花篭14


コメント

近年多くの美術品が海外流出する中、優れた作品を国内に留める事ができるのは文化を支えているコレクター様の熱意であり、敬意の思いで一杯です。今年は有田焼400年です。文化の隆盛を願います。
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