天保の地図皿

天保時代の地図皿 古伊万里コレクターにはブランド品みたいなものでしょうか。

ブランドとなれば一枚は欲しいですよね。
というわけで天平堂さんから一枚いただきました。
天保の地図皿としては多分最もオーソドックスな形状の角皿で海の表現も青海波です。

ブランドとなれば贋物が出回るのは当然の理です。
ひょっとしたら伊万里もので一番偽物の多いアイテムかもしれませんね。
最近の伊万里贋物はそれなりに出来が良いようで、とても知らない人からは買えません。

天保時代は1830年から14年間となりますが、この高台の銘が地図皿の代名詞のようになっていたとも考えられますから天保以前はないとしてもそれ以後のいつ頃のものかは疑問が残ります。

この頃には伊能忠敬の日本全図をはじめとして、既にかなり精度の高い地図が作成されていたのですが、これらは全て幕府の最高機密として一般の間には公開されてはいなかったようです。

この皿が大量に作られたということはそれだけ需要があったということですからやはり人気商品だったんですね。
ひょっとするとこのあたりから、初めて外国というものを意識し始めて、日本国の大きさみたいなことが一般に意識されるようになったのかもしれませんね。

地図上の小人国や女コ国などの話はMicnoskiさんのブログに詳しいので、ご紹介します。
http://micnoski.blog.fc2.com/blog-entry-44.html

20161023224146037.jpg


20161023222532f27.jpg

201610232225338ef.jpg

お約束の天保年製もしっかり書いています。
青海波のような単純な線を淀みなく描いていくというのは大変でしょう。
あまりよろしくないものを見ると、こういう単純な繰り返しの部分に案外破綻(ためらい)が見られるように思います。
中には大変達筆な文字で書いているものも見ます。でも草書体とか行書体はいけないですよね。

20161023222810d58.jpg

20161023222802c87.jpg

地図面全体が型押し成形となっているのがよくわかります。

20161023222800e9c.jpg

201610232229047a4.jpg

20161023222903b5d.jpg

201610232229068f4.jpg

201610232229012df.jpg

古伊万里蝶型小皿 5枚組

5枚組の蝶型小皿です。
4つの大きめのエクボのような足がついています。

蝶は伊万里ではよく描かれる画題ですが、こんなに不細工な蝶は見たことがありません。
初期伊万里の蝶や柿右衛門の蝶はもっと軽やかで可愛いですよね。

毛虫に羽根をつけたような絵ですがタイトルを「古染写し伊万里蝶型小皿」とすると
とても納得できてしまいます。

初期から江戸中期にかけてのような気がしますが。

伊万里蝶文皿1
伊万里蝶文皿2
伊万里蝶文皿3
伊万里蝶文皿4
伊万里蝶文皿5
伊万里蝶文皿6
伊万里蝶文皿7
伊万里蝶文皿8


大根文様の皿(松が谷染付皿?)

この皿が何物か悩んでいます。古格は十分です。

初期鍋島ともいわれることのある松が谷??? そんな美味い話があるでしょうか。
(一応松が谷として購入しています)

型押しの大根文様を浮き上がらせている呉須も上質のものが使用されています。
生地もキメの細かい上質なものです。

裏は無地で やや高めの付け高台もこの皿の品格を高めているようです。

まア20年ほど楽しませてもらいましたからどうでもいいようなものですが、誰方か教えてください。

20161023205840f29.jpg

20161023205841f1b.jpg

20161023205856553.jpg

201610232058480eb.jpg

20161023205839e9c.jpg

201610232100007c9.jpg

201610232100029d2.jpg

続きを読む

古伊万里色絵 蓋茶碗 5客揃い

大振りの色絵の蓋茶碗です。 5客とも無傷で使用傷も殆どありません。

この手のものは町衆の富裕層が祝いの膳にでも使用したものでしょうから殆どは箱の中で過ごしたのでしょう。
実と蓋の文様が内外共全く同じです。

たっぷりとした姿と丁寧な書き込みから見ると18世紀後半くらいの時代はあるのかもしれません。
定型的な文様ではありますが、地紋で埋めるこの手のものは手間はかかりますね。

料理には不案内ですが、飯茶碗ではないのでしょう。蓋付の向付みたいなものでしょうか。

2016102315531489b.jpg

20161023155313a7d.jpg

2016102315531625b.jpg

20161023155319beb.jpg

お約束の「富貴長春」を5枚並べてみました。
描き手は何人でしょうか。(私には三人と見えますが)
20161023162901344.jpg
20161023162903e40.jpg
20161023162903ecf.jpg
20161023162905890.jpg
2016102316290713b.jpg

2016102316390515b.jpg
201610231638595aa.jpg
20161023163903675.jpg

葉の部分にはハレーションが綺麗に出ています。
20161023164635e79.jpg
201610231646339a8.jpg
20161023165831144.jpg


古伊万里色絵角徳利

古伊万里色絵の角徳利です。

手に入れたのはだいぶ以前です、30年以上は経っているでしょうか。
だいぶ使われたと見えて、金彩部分はかなり擦り減ってほとんど無くなっています。

購入当時、この手の色合いのものは正直なところそれほど好きではなかったですね。
いや、今でも好きかといえばそうでもありません。どうして買ったんでしょうか。
多分、角徳利という形状の古伊万里が 先ずは欲しかったんですね。

この手の柿右衛門手が買えるはずもなし、でも角徳利が欲しい。そんなところにこれが現れて、

よくよく見れば肩の文様も良く描いているじゃないか。
獅子だって、鳳凰だって窓絵になってるし、菊や牡丹も手抜き無くしっかり描いているよね。
一応無傷完品だし、窓絵の部分が浮き出しているのは好みとは言えないけど時代も江戸中期は間違いないようだし。
柿右衛門の値段から見ればまア 無理のないところでなんとかなりそうだし。

結局納得させる材料を探し始めるんですよ。このケースの場合は。

久し振りにじっくり見てみると、染付以外は金彩と赤だけで描かれているんですね。金彩がむしろ主役といえるほどにふんだんに使われていて、完全に残っていたら好きき嫌いは別として相当に豪華に見える徳利だったでしょう。

今見ても あまり好みのものじゃないなア でもやっぱり鳳凰も獅子も良く描いてるなア。
とまア こんな感じで見ています。



















プロフィール

たんたん

Author:たんたん
たんたんブログへようこそ
私のささやかな蒐集品などの
記録や日々のあれこれなど

FC2カウンター

ブロとも一覧

カレンダー

03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

FC2ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム